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劇場版『空の境界』のシリーズの本気を感じさせるのは、表現面で妥協がないことだ。とくに第三章の『痛覚残留』は痛ましいシーンがやや目立つ。しかし、それはいずれも物語においては必要不可欠な表現だったと、見終わって感じることだろう。あらゆるものを歪曲させる魔眼を持つ藤乃と、あらゆるものの死を見る魔眼を持つ式の対決。呪われた血を引くふたりにとって戦うこと、命を奪い合うことは、避けられない運命だったのだから。 もちろんバイオレンスなシーンばかりじゃない。ちらりと登場する、主人公・黒桐の妹・鮮花がとにかくキュート。血なまぐさい本作の中で一服の清涼剤としても楽しめるはずだ。なお、本作は時系列上では3番目の物語。本作のあとにDVD第一章『俯瞰風景』の事件が起きることになる。もし持っているのだったら、本作のあとに第一章を見直してみたら、発見があるかもしれない。(志田英邦)
話としては短い 前回、前々回の『俯瞰風景』や『殺人考察(前)』に比べて、時期は過去に戻りつつも、進展したお話となっております。 順番的には『殺人考察(前)』→『痛覚残留』→『俯瞰風景』です。
原作ではもっと藤乃の今置かれている状況や、人間と超能力者の違い、というのを分かりやすく説明してくれていますが、やはり一時間もないアニメ映画では内容全部は入りきらないようで、これじゃあ藤乃が何者なのか分からない事になってしまってます。これでは『空の境界』初心者には分かりづらくてしょうがない。 もともと伏線をいくつか含んでいるストーリー展開ですが、まったくもって優しくないと思う。
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