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プロパガンダ映画の象徴 「Triumph of the Will/Triumph des Willens」(邦題:意志の勝利)は、ナチのプロパガンダ(政治宣伝)を最も象徴的に表した映画である。時は1934年9月。ニュルンベルクでの党大会の記録である。
雲の上から、飛行機でニュルンベルクに舞い降りるヒトラー。そして、ホテルに向かう彼のモーターパレード。歓喜する市民。S.A.(突撃隊)とS.S.(親衛隊)の行進。ヒトラーの演説…。このDVDを見るまでは分からなかったことであるが、これらは第2次大戦関係のドキュメンタリー番組で日本放送協会(NHK)や民放等で、ほぼすべて引用されている。
しかし、あくまでもこれは周到に構成された「映画」であり、ナチの「演出」の塊である。よって、それらのドキュメンタリー番組を見る上で、その点を十分理解しなければならない。日本放送協会や民放等で使われた当時の映像が、今までこの映画からの「引用」であったことに気がつかなかったことを、私は大変恥ずかしく思う。
現代社会に生きる私たちも、一体どれが正しい情報なのか、情報の正確性を見極める力が必要であると思われる。この映画から学べることはたくさんあるのではなかろうか。
それらの点において、本作品は一見の価値がある。
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