???オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。 ???1975年のアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と、主要5部門を独占した名作である。ランドル役のジャック・ニコルソンの演技は、「他のハリウッドスターがアマチュアに見える」と賞賛されたほどの名演だ。ことごとくランドルと敵対するラチェッド婦長にはルイーズ・フレッチャーが、ランドルの親友チーフにはウィル・サンプソンが、ほかダニー・デビート、クリストファー・ロイドなど、わき役に至るまで芸達者をそろえている。監督は『アマデウス』でもオスカーを獲った、チェコ出身のミロス・フォアマンだ。(アルジオン北村)
馬鹿馬鹿しい レベューを書いてる人たちって本物の精神病院を体験したことがないんだね。 本物の精神病院ってドラマで描かれてるような婦長さんなんか一人もいないんだけどな。 現実の看護士さんてのは「院内寛解(病院内だけで分裂病等の症状等が緩和される)」を目指して日夜努力してるもんですけどね。 結局、この映画を評価してるのは何も知らない映画オタク。レビューにも信頼性なし。
これを買う人は特典がお目当て 特典についてディスク1:本編をバックにM・フォアマン監督、製作のマイケル・ダグラスとソウル・ゼインツのコメンタリーが嬉しい。各シーンの苦労話や出来事は勿論だが、特にパーティーシーンでの登場人物についての逸話が興味深かった。Cast&crew,Awards は映像なしの英文字情報。 ディスク2:メイキング(47分)では、まず製作に至るまでの秘話から。次にキャスティングの秘話へと次々進む。今は皆年を重ねたスタッフや役者たちが当時を思いだしながら大いに語ってくれている。脚本のボーのコメントも非常に興味深かった。これ以上話すことはしないでおく。未公開シーン集(8種類/計13分)についてはその存在を大いに楽しんだ。 ジャック・ニコルソンはディスク1、2、共に「特典」には顔も声も出てこない。しかし当然ながら、彼についての様々なエピソードが満載である。立地な得点を見ることで見る目が変わること、確実。
まさに不朽の名作そのもの 本編について一般には全くなじみのない精神病棟が舞台。長い間、特殊な世界の特殊なドラマと思っていた。しかしチェコから亡命してきたM・フォアマン監督は脚本を読んで、「これは共産党政権下で暮らした私たちそのものだ。病院内で暮らす患者達の気持ちが良く理解できる」と述べるのを聞いて、この作品の普遍性に気付かされた。まさに目からウロコ。当然、それを知ってからは観る目が変わった。自由を奪われ規則に縛られ、人間性を奪われ命令のもとで暮らさざるを得ない、管理体制下の人間たちを描くことで、社会の不条理を問うドラマであって、単なる「精神病患者たちのドラマ」ではなかったのだ。 何度観ても最後の5分のシーンには感動させられる。友情とやりきれない悲しさ、そして本来ならそれらとは両立しないはずの自由賛歌、開放感。まさに不朽の名作そのもの。それが特典映像のみのディスクが加わってこの値段。中身と値段が全くつりあわない嬉しさ。
人ごとでも昔話でもない精神病院の実態を告発 現代の非人間的な管理社会を批判した・・・などと語られることのある作品だが、原作者は、描かれたとおりの精神病院のあり方に焦点を当てただけだと語っている。 さまざまな解釈がなされるのも、名作の持つ特徴かもしれない。 俳優たちの達者な演技の見られる傑作だが、原作の小説では味わえない、マックとチーフとの間の衝撃的効果のあるシーンが、映画ならではの妙味といえる。 マックと、それを見つめ続けるチーフに注目して見て欲しい。 締め切りに追われる売文の輩から拘置所の受刑者に至るまで、自由を拘束されている人は世に多い。好きな時に好きな所で好きな事の出来るありがたさを、しみじみと感じる。
人間解放讃歌 この作品を、イギリスの片田舎の映画館で一人で観て感動した日本人がいた。 彼はジャック・ニコルソンに喝采した。地球のあちこちでこの映画は静かな影響を与えていたのだ。 私は、友人達と一緒に日本国の地方の映画館に群れをなして観に行った。 私たちの心情と同じだった。 「僕らもやっとあの施設から出ることができたのだ!!」 主人公を演じるジャック・ニコルソンに共感したのは当然のこと。 人間解放がテーマになっていた時代。私たちへの応援歌でもあった。そもそも、精神病院を真正面からとりあげた映画が制作されることは、希なことでる。この作品は1975年度のアカデミー賞5部門をかっさらった。当時の時代背景が想像できるではないか。 すべての人が観てほしい。日本国の精神医療の実情を知る上でも、偉大な教材である。様々な入院形態、「治療」の種類、閉鎖病棟の日常が具体的にかつ生き生きと描かれている。日本国の精神科医療の現況はこの作品の時代とそう変わってはいない。 入院施設も変わりはしない。収容所をさらに強化しようとしている人たちがいる。 「精神障害者」をダシにして、日本国民をキチンと管理しようとたくらんでいる人たちがいるのではないかと疑ってしまう。他国の昔話では決して無い。現在の日本国の話しである。 最後に、原題は「ONE FLEW OVER THE CUCKOO`S NEST」である。なぜ、「CUCKOO`S NESTを飛び越えて」なのか。「CUCKOO`S NEST 精神病院」とランダムハウス英和辞典に記載されている。かの国ではカッコーは忌み嫌われている鳥であり、ある人々はひそかに「カッコー」と呼ばれているのかもしれない。 原作者は、ヒッピーの元祖ケン・キージーである。念のため。
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