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???オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。 ???75年のアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と、主要5部門を独占した名作である。ランドル役のジャック・ニコルソンの演技は、「他のハリウッドスターがアマチュアに見える」と賞賛されたほどの名演だ。ことごとくランドルと敵対するラチェッド婦長にはルイーズ・フレッチャーが、ランドルの親友チーフにはウィル・サンプソンが、ほかダニー・デビート、クリストファー・ロイドなど、わき役に至るまで芸達者をそろえている。監督は『アマデウス』でもオスカーを獲った、チェコ出身のミロス・フォアマンだ。(アルジオン北村)
人の尊厳をみつめる映画。 ジャック・ニコルソン演じる主人公マクマーフィーは収容所での重労働を逃れるため、精神に異常をきたしたフリをし、入院をすることになる(映画にでてくる病院は本物であり、一部の患者もその様である)。しかし、そこでは人間としての自由と尊厳を手に入れるための対立が待っていた。
時代は1970年代の精神病院が舞台になっているが、内部の出来事、例えば異常な興奮が問題になる人間には容赦なく頭に電流を流すという、現代ではなかなか考えられないような場面がでてくる。そのような中で、主人公は窮屈な環境を打破しようと周りの患者を引き連れ釣りをしたり、酒や女性を連れ込みどんちゃん騒ぎ。言葉だけで聞くと「迷惑なやつだ」と思うかもしれない。しかし、そんな行動が派手になるにつれ、患者からは閉鎖された空間であるにも関わらず、さも自由を手にしたかのように(自らの望む人間になれた喜びかもしれない)みなの顔には満面の笑みが。
またジャック・ニコルソンと病院の婦長を演じるルイーズ・フレッチャーのやり取りの緊張感ときたら、はらはらの連続。なんで自分までこんなに緊張してるんだ?と感じた時は、もう映画の中に吸い込まれるようだった。これは「演技ってすげえ」とただ唸るだけしかない。
もちろん、この映画を観ることをお勧めするが、できれば観る時にただの傍観者といより、自分もその場にいて主人公の言動を見る、一人の人間として観た方がいいかなと思います。もし、他の主人公と他の患者とともに笑っている自分がいるのであれば、この映画が与えたテーマ(もちろんすべてではないだろうけど)の主要な部分を理解したことになるのかもしれません。文句なしで星5つ。
正常とは? 精神病院内での奇妙な安定。その中に一個の異分子。たぶん病院側も患者側も正常であり異常なのだろう。そこに客観的な識別はあるのだろうか?安定があればそれでOK。喜びがあればそれもOK。これを見ていてこのような感想を持つ自分に対して不安になった。映画は圧倒的な演技力とひとつの完成された世界観で一気に引き込まれていく。音楽が象徴的で自由への一筋の光を予感させる。
テレビでは見られない映画!? 1975年のアカデミー賞主要5部門を独占した作品である。 これだけの名画でありながら、テレビの映画番組で一度も見たことがない。 精神病院を舞台にした映画ということで、放送を控えているのだろうか。 かく言う私も、昨年DVDを購入して、やっと本作品を見ることができた。
ジャック・ニコルソンの演技は確かに凄かったが、 個人的には、憎たらしいほど冷徹な婦長の役を演じた ルイーズ・フレッチャーの演技が一番目を引いた。 脇役の俳優陣も今見ると錚々たる顔ぶれだ。 ダニー・デビート、クリストファー・ロイド、ロード・オブ・ザ・リングで 蛇の舌グリマを演じたブラッド・ダーリフなど。彼らの演技も素晴らしい。
クライマックスでは、それまで味わったことのないような不思議な感動を覚えた。 内容については敢えて触れないが、いろんな意味で購入する価値のあるDVDだと思う。
名優による名作 人間の自由と尊厳についてジャック・ニコルソンが問いかける。 この作品の素晴らしさは、脚本を超えた各俳優陣の息をのむ演技で、特にJ・ニコルソンは唯一無二の存在感を出しています。 手元に置いて何年経っても楽しみたい作品。ラストが最高です。
「何故?自由じゃいけないんだ」 うまく管理され、去勢された自分達になんの疑問も持たない、患者達の中に トリック・スター的な役割をもったジャック・ニコルソン演ずる主人公があらわれる。 「何故?自由じゃいけないんだ」というシンプルな疑問は過激で極端であるかもしれないが、 単純であるがゆえに患者達にエネルギーを与え「自分達の感情をもっと表に出していいんだ」と教えてくれる。 管理する権力者への反抗。抑圧された魂の解放。しかし、 病院の中という閉ざされた世界での絶対権力である管理者が、そんな自由をいつまでも与えるはずもなく、 悲劇的なラストに繋がっていくのだが.... チーフがすべてを越えて自由になるラストはいつ見ても涙が止らない。
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