クセがなく安心して聴ける ベテランの貫禄と言いますか。 詞曲ともにバランスが良く、自然と耳を通り抜ける優しいメロディと歌声は、それだけで独特。 このメロディは、どこか“槇原敬之”を思わせる部分もありますね。サウンドにクセがなく、ダレでも自然と聴けてしまうんじゃないかしら? しかし、それだけにドコか素っ気なさを感じることも事実。 歌詞にも、これといったメッセージ性は感じられませんし。 この作品は、静かに本などを読みながら、 クラシックのつもりで自然と耳に入れるのが正しい聴き方だと思います。
アナタの全ての時間と、全ての風景と、全ての季節に。 「こんなのも出来ます」と云う名刺代わりの1stからわずか1年。 届けられた待望の2ndは、ace自身「自画自賛させて頂きます!」と 言うだけの事はあり、また実に良質で素晴らしい音でした! ヒットチャートを賑わしてはすぐに聴き捨てられてしまう音楽とは違う、 face to aceが持つ普遍的な音楽。 時、場所、季節、、、その時々により違う色を見せる。だけどその実、本当は何も変わっていない不思議。 先に発表され、何度も聴いたシングル曲もまた新たな景色を見せてくれます。 (アルバムバージョンで収録されている曲もあります) この普遍性は10年前にふたりで製作したアルバム「TIME AXIS」が 現在も色褪せず聴き続けられている事が証明していると思います。 見慣れた日常の、今まで気付かなかった景色を見たいなら。 このアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか?
ふわふわとした日常の繰り返しだから。 疾走感とか緊張感とかは縁遠い世界。ヒーリングまではいかないけど、 このくらいのスピードでいければいいかな、て思える。‘フェイストゥエース’にはそういう曲が多い。例えば、 アーティスト自身の気持ちを表現して、その共有感を高める曲を抽象的絵画というのであれば、‘フェイストゥエース’の曲はまさに風景画といえるかもしれない。 抽象画のような「どうだっ!」っていう勢いや押し付けは全くない。 ごく日常にある景色をそのまま歌にしている。 夕暮れ時だったり、小雨の風景だったり、街並だったり林の中だったり。 その風景画(歌)から感じとれることは千差万別ではないだろうか? メッセージ性が乏しいとか言われそうだけど、それでいいんじゃないかな? 世の中って必ずメッセージがあるわけじゃないし、 正解とかを必ず教えてもらえるわけじゃないし、 実際にふわふわとした感覚の上に立っているのだから。 今回のアルバムも、そんなフェイストゥエースのスタンスが見えて、 いろいろと思いめぐらすのも楽しめる。
|