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???ニューヨークから祖国に戻ったアイルランド移民の一家の運命を、長男フランクの視点で見つめるヒューマンな感動作。信仰心は篤いが、酒好きで仕事もままならない父、生まれた子どもを次々と亡くし苦悩する母。そんななか、フランクら兄弟は精一杯、明るく生きていく。やがて、彼はひとり、アメリカへ行こうと決意するが…。 ???毎日の食べ物にも事欠き、とことん貧しい生活は悲惨だが、アラン・パーカー監督はユーモラスなエピソードも交え、軽快な音楽を使って展開。長尺で、ともすれば陰鬱になりかねない物語も、だれることなく進んでいく。フランク役を年齢に合わせて3人の子役が演じ分けるが、3人とも驚くほどに自然な演技を披露。彼の視点となって人生の切なさや、ささやかな喜びを共感できるのだ。ふだんは意地の悪い叔母が洋服を買ってくれる話など、さり気ないが効果的な感動シーンが随所に織りこまれている。(斉藤博昭)
また見たくなりそう ジャケットがいいなと思って見たので時代背景や原作のことは殆ど知らない状態で見ました。 監督さんは包み隠さず原作そのままを意識したらしいですが、細部まで本当にリアルだと思いました。 そういう意味ではハラハラドキドキのような場面は殆どなく、でもそこがまたいいんじゃないでしょうか。 あと、幼少期を演じた子役の子がとてもかわいいです。 演技は初挑戦だったみたいですが全然そうな風には見えませんでした。 ほかのキャストもとてもはまり役だったと思います。
雨のアイルランド 大学時代、専攻の予備知識として南北のアイルランドの歴史的背景は避けて通れなかったから、本作品を見て、学生時代に机上で習ったことがそのままビジュアルに表現されている気がして、好印象をうけました。 時代背景的には米ニューヨークで出会って結婚した両親が世界恐慌のショックで仕事はないわ、末娘を亡くすわ、食べられないわ、ってことで、親も親戚もいる祖国アルルランドに帰ってくるのだけど、そこに待っていたのは、もっとひどい貧困だった。。。そして、アメリカにいたときには、何の問題もなかった、母は南アイルランド人で父は北アイルランド出身だという、そんなことが、ずっと尾をひいてゆく。 しかも、誰もが口をそろえて言う雨の南アイルランドで、トイレという名の肥だめはしばしば雨水に混じって家のなかに流れ込み、洗濯物が乾く暇はなく子供たちは年齢の小さい順に肺をおかされて死んでゆく、けど、カトリックのアイルランドの家庭にあっては、次々子供が生まれてゆく。なのに親父は北アイルランドの訛りのせいで職にありつけない。それどころかたまの給金といわず失業手当と言わず子供のお見舞いお祝い金と言わず、飲んで歌っておごって家にはこれでもかっていうくらい、持ち帰らない。 こんなストーリーの映画を私をして最後まで観させしめたのは、いたるところに散りばめられたユーモアと、上のだめ親父が至る所で歌っているアイリッシュソング(実際この映画は歌と音楽に満ちている)の数々だと思う。 またこのとんでもないだめ親父がとてつもなく憎めないキャラクターとして好演されているところも。 本作は主人公の少年自伝小説を原作なので、多少冗長と感じたり、時間も幾分長いので、観る気になった人は片手間ではなくてじっくり腰据えてみて欲しい。見終わったときには、晴れやかな気持ちになれると思う。
つらすぎる現実だけど、なぜかほのぼのする 最初の10分くらいでもう見るに耐えられないと思いましたが、いやいや評価ではそんな感想はなかったと思い直し涙をこらえて見続けました。で、そうするうちに極貧生活の中でも、子ども達の生きることへの素直さ…ちょっとしたことも遊びに変えてしまうこと、ユーモアに生きることへの本能を感じました。大人たちはこれに支えられるんでしょうね。 生に対して、非常にみずみずしく描かれたこの作品は、どこか忘れかけた自分の子供時代も思い出されます。原作はもちろん、この後に続く物語が非常に気になり、調べたところ本で続編が出てるので早速購入しました。本でのフランクも楽しみたいです!
やっぱりアラン・パーカー最高! ジメジメと真っ暗な「どん底」を思わす極貧と死が寄り添うような悲惨な生活の中でも、 結構たくましく、楽しみを見つける主人公の少年が素晴らしい。
人間を生かし育てるのは彼がもっている様な「ユーモア」であるとか「希望」だとかだと思います。
シリアスな歴史背景の中でも 監督アラン・パーカー得意の楽天的な人生の捉え方は、 いつもながら「映画って良いよな〜」と思います。
最悪の気分の時にこそ見ればまた元気がでるかも
みすぼらしいが… 世界恐慌の影響で、仕事がない状態のアメリカ、アイルランドが舞台の物語。この作品の中で語られる世界は、とにかく「みすぼらしい」の一言に尽きる。複雑な民族問題(IRAの名前が何度も出てくる。いまだ現代ですら決着していないイギリスとアイルランドの歴史的な悲劇といえよう)や、悪い人ではないのだが、気位が高いために、やっと仕事にありついても、すぐにやめるか、酒におぼれるかの父。とにかくみすぼらしさばかりが目に付く。
確かにこの時代は「暗黒時代」ともいうべきだったろうが、主人公達はくだらないことでさえ、兄弟や友達と騒いだり、母を支えたりと、決して悲惨な状況に負けずに、必死に生きている。今の世の中は、仕事がないといえども、この時代に比べたら、まだまだましだろう。どんなに貧しくても、希望を失わなければ、必ずや光は差し込むものだ。そんなことを考えてしまう。
民族問題や大不況など、暗い話題ばかりだらけの作品だが、その中にどれだけの光を見出せるかによって、この作品から受け取るメッセージも異なってくると思う。
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