90年代制作のトリビュート・アルバムの名作 本作は、キャロル・キングの歴史的傑作「つづれおり」全曲をオリジナルの曲順に並べ、1アーティストが1曲ずつカヴァーした、トリビュート・アルバム史上に輝く傑作。最近キャロルのオリジナルつづれおり(レガシー・エディション)を購入し、そのシンプルだが新しい時代の始まりを告げる芯の強さを秘めた音に改めて感激したので、久しぶりに本作にも耳を傾けたのだが、発売されてから10年以上たったのに、少しも古くない。90年代最良のポピュラー・ソングが詰まったタイム・カプセルのような作品である。どの曲のアレンジも完コピのような安易なものではない。原曲に敬意を払いつつ、90年代的な厚み・奥深さを感じさせるものばかりだ。12曲の約半分を男性シンガー(ソロ、グループ、あるいは女性シンガーとの共演)がカヴァーしているのが興味深い。男性が歌う曲ではロッド・スチュアートの叙情が光るM2、コーラスの美しさが感動的なビー・ジーズによるM9、声が糸のように重ねられて織物を作り出すかのような、オール・フォー・ワンによるM11が特に良い。女性が歌う曲では、ストリングスをバックにアレサ・フランクリンのソウルフルなヴォーカルをフィーチャーし、映画音楽のようなスケールが印象的なM9、そして女性にふさわしい曲を華麗かつドラマティックにセリーヌ・ディオンが歌い上げてトリを飾るM12が秀逸。以上、代表的な絶唱をピック・アップしたが、他の曲が劣る訳ではない。捨て曲なしである。キャロルの原作に拮抗する、いやある意味凌ぐ魅力に満ちた素晴らしい作品だ。ブックレットになっているアルバム表裏面とCDを入れる袋が「つづれおり」を意識した布製で、紙の頁も布地模様で統一されており、アルバム全体から温もりが伝わることを付言しておく。
初心者には本家よりもこれ! キャロル・キングの「つづれおり」は私の生涯のベストアルバムです。 洋楽の名盤特集があると必ず名前が出てくるアルバムで、ミュージシャンにも愛聴者が多い事でも知られています。 でもこのアルバム、実はキャッチーな曲があまりありません。それにキャロルの声も決して万人から旨いとはいわれない(味のある)声なので、今の若い人には1回聞いて良さがわかる人は少ないような気がします。 このアルバムはむしろまだ「つづれおり」を聴いたことの無い人にお勧めします。新旧の大物ミュージシャンがこの名アルバムを曲順どおりに、しかしアレンジは現代風に変えて歌っており、本家を聞き込んだ私でも1曲ごとにアレンジや声が変わるので飽きることなく聞くことができます。音も現代風だし初心者には本家より入りやすいかも。まずこれから入ったら間違いなく本家も聞いてみたくなりますよ。 個人的には本家は家で、このトリビュートアルバムはドライブ時に聴くことが多いです。 この1枚はトリビュートアルバムは聞く値打ちの無いものがほとんどと言う私の概念を打ち破るアルバムでした。 でも曲順を買えずにアルバム1枚まるごとトリビュートアルバムにしたって言うのは本家の完成度の高さを証明しています。通常はベスト盤的選曲になると思います。こんな企画は今後別アーティストでも出ないのでは。
あなたの宝物になる1枚!!
キャロル・キングの「タペストリー」は不朽の名作とされる名盤ですが その名盤を(敬意を込めて)曲順通りに収めたこのトリュビュートアル バムも名盤と言えます。 また、参加アーティストも1.エターナル/2.ロッド・スチュワートから始 まり11.オール・フォー・ワン/12.セリーヌ・ディオンまでつぼを押さ えています。こんなに多くの著名なアーティストたちがトリュビュート =尊敬(多大な影響を受けた)として作成したこのアルバムは完成度も 高くお買い得の1枚です。 私は中でも8.のブレシッド・ユニオン・オブ・ソウルズの歌う幸福な人 生は1番のお気に入りです。
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