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???ハード・ロック、プログレッシヴ・ロックの出現により、テクニックを誇示し、音楽的な理論ばかりが先行してしまったロック・シーンに対しての不満が頂点に達した70年代後半に登場したセックス・ピストルズは、あらゆる意味で革新的だった。音楽の知識や楽器のテクニックをまったく必要としない暴力的で性急なバンド・サウンド、メジャのレコード会社、政府からロイヤル・ファミリーまでを揶揄(やゆ)・攻撃する命知らずのリリック、ビリビリに切り裂いた洋服を安全ピンで留めるファッション、短くカットされツンツンに立てられたヘア・スタイル、テレビ番組に泥酔状態で出演、「FUCK」を連発するというデタラメな態度。彼らが体現した「パンク・ロック」は、当時の音楽シーンに凄まじい衝撃を与えると同時に、80年代以降のロックのあり方を決定した、きわめて重要な出来事だったのだ。 ???本作は、セックス・ピストルがこの世に残した唯一のオリジナル・アルバム。パンクのテーマソングともいえる<8>、放送禁止にもかかわらず全英2位を記録した<5>。そのすべてが伝説だ。(森 朋之)
偶然の産物か、はたまた時代の必然か まさにどこを切ってもキャッチーでベストものと紛うばかりだが、サウンドが斬新かというとそうではない。一本調子で押し捲る先輩はすでにラモーンズがいるし、1はThe Jam, 9はThe Kinks、10などはABBAが出所なんて話もある。また10の"Vacant"はNY-Punk特にリチャード・ヘルに通じる言葉なので、彼からの影響はファッションだけではなかったのかもしれない。早回し、平均化された各楽器の音圧、カラリとした中音域の勝った音、これらによる爽快なノリもプロデュースとしては使い古された手法だったはずだ。では何が彼らをブロックバスターズとさせたのかと言えば、音楽好きだったかもしれないが演奏は全くの素人だったロットンが、ポップセンスを持ったロックバンドに偶然にも入った事に尽きると思う。こうした例はジム・モリソンとドアーズの関係に近いものがあるかもしれない。
彼らは見た目や演奏スタイルでイコンとなり、表面的なクローンを数多く生んだが、ロットンが吐き出した詩の強さを受け継げたものは皆無と言っていい。彼は殺されてもおかしくないタブーにさえ足を踏み入れた。これはマジだった。そして「要求しても答えは得られない」と歌う。だが、「俺は反キリスト」と叫び、他人に感情を抱かず信用できるのは自分だけ、「自分を愛する」と語るしかなかった彼の真意などほとんどの人にとって知る由もなかったのも確かだ。そしてロットンの趣味が実はメンバーとはだいぶ違っていたことはその唄法、そして2年あまりの活動期間しかもたなかったこと、来るPILの音楽を聴けば明らかだ。本当は出会うはずがなかった音と言葉がぶつかった幸運がこの作品にはあるのだと思う。
パンクの原点!! このアルバムはまさにパンクの原点といえます。このアルバムでピストルズはシンプルなロックンロールをプレイしています。70年代イギリスではグラムロックが一大ムーブメントとなり、ロックンロールやブギーが流行りましたが、そういう面から見ると、このアルバムは70年代イギリス的だといえます。‥しかしこの衝動的なサウンドは唯一無二で、このアルバム以前のものとは全く異なっています。 ‥ロックの方向をひん曲げるだけの力を持ったアルバム!!
もう一度言わせてもらおう パンクなるロックのジャンルはしつこいようですが存在しないのです。パンクは当時流行したファッションの名称なのです。このことを否定する人に問いたい。当時マスコミからパンク四天王と呼ばれていたピストルズ、ジャム、クラッシュ、ストラングラーズの4バンドに音楽的、思想的、ファッション的、その他何か共通点があるのですか? 何もありませんよ!なにか流行を作り出そうとしたマスコミが勝手に命名しただけで、本人達はパンクロックという認識はなかったはずです。ピストルズはあくまで極めて原始的なロックンロールをプレイしているだけなのです。考えてみてください。たった一枚のアルバムしか発表していないバンドがなぜここまで支持されるのかを!単なる一過性のブームに過ぎないパンクムーブメントのバンドだったら、30年近くも昔のアルバムがここまでたくさんのファンに支持されることなどありえないって!ピストルズをパンクなるちっぽけなムーブメントのなかでしかとらえられない奴にピストルズを語ってほしくない。これが私の主張です。
英国労働者階級の完璧なロック。 ピストルズは奇跡的なバンドだった。 一人一人は、本当に平凡な若者だった。それが四人集まると魔法のようなポップ・ミュージックを出現させた。 ピストルズが他のパンクバンドと違うのは、彼らだけが完全にポップだ、という所だ。彼らはポップできらきらしていた。しかもそれは、切断された電線から放電した火花のように一瞬だったのだ。 はかなくて、安っぽいけれども、そういうはかなさが持ちうる危うい明るさというのがあって、ポップとはその明るさの別名だと思う。 私は彼らのそんなポップ感が大好きだった。 どこにもたどりつかない懸命さや、ひたむきな彼らの消耗が好きだった。 好きを通りこして悲しかった。 だって彼らはあんなにも明るく、むこうみずで、生意気だったから。 このアルバムは、ピストルズの唯一の公式アルバムだ。パンク・ロックという名の宝石のようなポップ・ミュージックが12曲収められている。 奇跡のように明るい、切迫した、若さの全てが、ここに凝縮されています。
オリジナルパンク オリジナル怒 ピストルズのほかにパンクなしといわしめたアルバム。NIRVANAのカートコバーンも熱中し焼き尽くされた。人としてただしい怒り方がわかる。常に花火のようにちってしまうパンクイズム。しかしそれだけにかぎりなく美しい。
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