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「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

山田 昌弘 白河 桃子
売上順位:406
評価:評価:4.0
発売元:ディスカヴァー・トゥエンティワンディスカヴァー・トゥエンティワンディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2008-02-29
¥ 1,050

通常24時間以内に発送
関連ジャンル
日本語
社会一般
社会学
社会・政治
ジャンル別


評価:4結婚が「嗜好品」となった時代の分析。
就職をする際に「就職活動」が必要なのと同じように、
結婚をする際にも、「結婚活動」(=「婚活」)が必要な時代について、
社会学者の山田昌弘氏とジャーナリスト白河桃子が共著したもの。

基本的に奇数の章を山田氏が担当し、偶数の章を白河氏が執筆。
最後の8章は山田氏と白河氏のディスカッションという形でまとめている。

なぜ、「結婚するには特別な活動が必要になるのか?」
年功序列・終身雇用の崩壊。男女雇用機会均等法。
結婚相手を選ぶ自由を得たこと。
サイバーな環境での恋愛で満足すること(実体験としての恋愛が少ない)。
などなどを論拠として提出している。

「結婚するとはなにか?」
「結婚相手としてふさわしい人はどういうひとか?」

をあくまで内省するためのパイロットになる本。

結婚を取り扱った本ではあるけど、
「性別が違うということは、社会学的にどういう風に違うのか」、
という疑問と一緒に読めば、すごく面白い本だと思う。

「結婚のあるべき姿」については、
この本をヒントに、読者が構築していく必要があると思う。

全体としてのまとまった鍵主張らしいものというものが見つからず、
データやエピソードを提出して、それに細かい主張をつけている。
といった感じが否めず、不完全燃焼している感は否めない。

わざわざ共著にする必要はあったのかという感じもある。
山田氏が一人で本を書き上げたほうが、社会学の本としては、
面白くなるのだろうかと感じる。

ただ、あくまで性別の違う執筆者の論考を混ぜ合わせることで、
この本の付加価値は出てくるのかもしれない。


評価:3このご時世,親族にも職場にも独身40歳代はあたりまえ?
結論として,環境が変化する中,文化や考え方が変わっている現代,それに対応できていない日本人がもたらす社会問題の一つが晩婚化であり,少子化,単身世帯,パラサイトである.内容自体はおもしろおかしく解説しているが,書かれている事実は非常にシビア且つ深刻である.

今までのように自然なスタイルで結婚できなくなっている現代,結婚するために男女とも「婚活 ⇒ 結婚するための努力!」をしなければ成らないとの指摘である.結婚できなくなっている理由は各種述べられているが,ガラスのように繊細な日本男児,逆に男女雇用均等法以降で強くなっている日本女性,男が引っ張って女を食わせるといった昔ながらの常識はもはや常識ではなくなっている現代を理解する必用がある.日本男性は世界一もてない,対して日本女性は世界一もてる,もはや女性が引っ張っていかないと日本男性に結婚のチャンスはなくなるともある.身の回りの経験からしても,的を得た指摘である.

実は,本書に書かれている独身男性の多い職場,それが理系卒の集まる技術系企業,小生のいる職場がそのものである.女性との出会いのない職場(というか,ほとんど女性がいない事実)では,40歳を過ぎて独身でいることが全く不自然でなくなっているわけである.結婚しない人は,「この年になって他人と一緒に生活するのであれば一人でいる方が気楽」,こんな常識が昔の常識を覆しているのである.良いのか悪いのか,自身の常識が非常識化されることをもはや認めざるを得ないのである.たかが結婚,されど結婚,職場でワークライフバランスについて指導する立場の小生にとっては頭の痛い内容ばかりである.

お薦めの一冊とは云えないが,日本に襲いかかる恐ろしい現実を知る上で読んでおくべきかもしれない.いますよね,身の回りに,お一人様の老後候補...



評価:4面白い切り口
 学生が卒業後の仕事先を確保するために就職活動をする必要があるように、年頃の男女が結婚するためには結婚活動をする必要がある、そういう時代が到来したと説く本。
 戦後、婚姻の自由が憲法によって認められ、社会に定着していくにつれて、結婚できない人が増えていったという視点には面白いものがあると思った。婚姻が自由になったために婚姻できない人が増えるとは、なんとも皮肉なことではある。


評価:1山田氏と白川氏の差がひどい。
山田氏がデータに基づく分析をしているのに対して、白川氏は自らの持論を展開しているたけというバランスの悪さが読んでいて気持ち悪いと感じます。

ですが、問題提起として世相をあらわしている本なのではないでしょうか。
この本を読む必要はありませんが、この本の要約は読む価値があるかと思います。


ところで、女性の大半はキャリア志向なのでしょうか?せめて白川氏を20代の女性を代表するような方にして再度出版するともっと面白い本になったのではないかと思います。

☆はカスタマーレビューの重み調整のために☆☆にしたいところを☆にしています。


評価:1事実の間違いと著者の独善と思い込みだらけの本
事実の間違いと著者の独善と思い込みが酷すぎる。

まず、山田昌弘・・・P49に「男女7人夏物語」は1987年の作品と書かれているが、正しくは1986年である。自らが、この番組を分岐点と書いておきながら、放映された年を間違うようでは社会学者として失格である。
p53 「異性と出会う機会が多いのは運に恵まれている」と書かれているが、果たして本当    に運だけで決まるものなのか。

p108−9
「女性は魅力の格差というよりほとんど運」、「女性を美人度で選んでいるわけではない」
「ほとんどの女性が、外見上、誰かの結婚相手のターゲットに入る」

ここまで来ると暴論も甚だしい。呆れてものが言えない。ほとんどの女性が外見上、誰かの結婚相手のターゲットに入る訳がない。女性も魅力の格差は歴然として存在する。独善と思い込み、事実認識の誤りも甚だしい。家族社会学者という肩書きを名乗る事自体、恥ずかしい。

白河桃子・・・P38で自らが企画した合コンで男達が「すごくいい女だったら行く」と言っていたのを「はたしてそうでしょうか」と書いているが、その合コンにはいいと思える女が来てなかったのであろう。
それを白河は独善と思い込みで、「すごくいい女と出会える機会は、一生に何度もあるはずがない」と書いている。今は、いくらでもネットなりパーティーなりで、すごくいいと思える女と出会う機会は山ほどある。独善と思い込みも激しすぎる。

P61「コミュニティに恵まれ、積極的な女性なら出会いの機会に恵まれる」と書いているが、そんなの男性でもそういう条件なら同じではないか。
P75「女性経験値が浅い人ほど、女性に対するビジュアルの要求水準が高い」
そんなことはないだろう。ならば、赤西と西山、小栗旬と山田優のカップルは何なんだ?
女性経験値が浅かろうが深かろうが、現代男性は女性に対するビジュアルの要求水準は高いのである。

P77「今や女性一般の外見のレベルは非常に上がっている」とあるが、私はそんなことはないと感じる。バブル期からジュリアナが流行った1995年頃までの方が女性の外見のレベルは高かったと思う。40歳以上で綺麗な女が増えたのは確かだが。若い女性が昔よりも綺麗になっているとは思えない。外見のレベルが上がったのはむしろ男性の方だろう。

結婚するための努力をしないと結婚できない時代の到来は既に20年位前からではないだろうか。その後、男女の出会いの場が色々出てきて、結婚相手を求めて活動をした人はこれらの出会いの場を利用してきた。結婚相手お見合いパーティーの全盛期は1990年代半ば頃、出会い系サイトの全盛期は2000年頃であった。
既にそれらのサービスの利用者はピーク時に比べてかなり少ない。

結婚活動をしても結婚できない人が多いのが、今の時代である。