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狼と香辛料 (電撃文庫)

支倉 凍砂
売上順位:4990
評価:評価:4.5
発売元:メディアワークスメディアワークスメディアワークス
発売日:2006-02
¥ 620

通常24時間以内に発送
関連ジャンル
文学・評論 全般
文学・評論
ジャンル別

近代文学


評価:4新しいタイプのラノベ。先が楽しみなシリーズ
狼の化身、ホロと商人ロレンスのお話。まあファンタジーになるのでしょうが、話の主題は経済学という変わり種です。ロレンスの荷馬車に地神であり狼の化身ホロが現れ、二人が行商をしながら、ホロの故郷の北を目指すという筋立てなのですが、単にファンタジーにならず通貨、為替、中世ヨーロッパの教会、商人、農夫の関係などなかなか楽しめます。アニメも原作に忠実に作られており、堅苦しい話が嫌いな方はそちらがおすすめでしょう。作者は物理学専攻の学生らしいですが、相対性理論だ量子力学だというはなしはみじんも出ません。本作は受賞作のようなので、これ以降の作品がどのように展開するかで作者の力量がわかるでしょう。


評価:5行商人と豊穣の狼神の旅
会計士の山田真哉さんが“経済の勉強になる”と紹介していたので、手に取りました。
商人の交渉のやり取り、先を見越しての商品の売買など、旅の様子が詳細に描かれています。
何より、おもしろいのでグイグイと話に引き込まれてしまいます。

行商人と賢狼、一見、繋がりがないように感じますが、友達がいないで孤独という接点により、強い絆で結ばれていきます。
道中には、もうけ話が転がっていますが、行商人の経験と賢狼の知恵で、ピンチを乗り越えていきます。

ピンチは最大のチャンス、ピンチを楽しむことも人生の醍醐味の一つなのだと感じます。


評価:3みる順番 アニメ→小説→コミック
三メディアの大元となった小説版です
正直、読むの疲れました
なにしろ 表現が 下手くそな外国語文の邦訳みたいで
日本語で言うところの ちょうど倒置的な説明文が多くて疲れる
わざと?
いえ これは作者の若さから 筆力及ばすでしょうね
雰囲気を出そうとしたのかも 知れないけれど
キモとなっている商売譚も もったいぶっているところが ちょっとねぇ
出し惜しみせずに もっとスパッと説明せいよ
ラノベだから このレベルでも許されて★が5つ付いたりするわけですが

商人は騙し騙されるというモチーフがやたら出てきますね
ちなみに交易の基本は信用です こんなことは社会科の教科書にも出てきます
作中での「あること」をしでかしたら そのあとの展開もないでしょう
それだけ信用というものは大切なものだったのです
そもそも 語り部の世界観と作品の展開がうまくシンクロしておらず
ちくはぐなところが多く 都合的なところもあり
結果 作劇が破綻一歩寸前なのも気になります

たとえば むにゃむにゃとロレンスが結託していると 他方が考える余地もあるわけで
本当に化かし合うのなら そこまで救いのない話になるはずだと

作者の不器用さと若さからの偏屈さがうまく作用した作品だと思います
皆さん ご自身のホロスコープを見て下さい
そこに山羊座が欠片でも潜んでいたら この作品はお薦めです

ホロは山羊座の女性ですね 素晴らしい
逆に言えば ホロというキャラクターの為だけに存在する
ラノベならではの特殊な本ですね

正味 作者の実力を現しているのはロレンスでしょう
芯が無くブレまくりで甘い
人間がまだ書けていない 人生経験不足が痛いところです

才能はあるのですから こんなところで安く売り渡さずに
もっと熟成させてから それを世に問うて欲しいと 切に願います
株なんか買って 儲けようとする前に やることあるでしょう>作者
そうなりゃ 20年後の直木賞も 夢じゃない
(その頃になってもまだ直木賞があったら、ですが)



評価:4まあまあ本格的な通貨小説
ライトノベルというジャンルには、
今までほとんど足を踏み入れたことは無かったのだが
日経新聞に紹介されていたため、
なんとマンガコーナーに並べられていた本書を手に取ってみた。

シニョレッジや秤量/計数貨幣の差、変動相場制にまで触れた、一般の小説でも
佐藤雅美の『大君の通貨』くらいでしかお目にかかれない
まあまあ本格的な通貨小説なのであった。

剣も魔法も出てこない一種の商業(?)ファンタジーが
それでも人気を博しているという点は大変興味深い。


評価:5薫る本
この本は薫ります。
麦束、ワイン、りんご、そして獣の匂い。
サイドにワインかビール、干し肉かライ麦パンを用意してください。

因みに、アニメ版より薫ります。