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登山の運動生理学百科

山本 正嘉
売上順位:43665
評価:評価:5.0
発売元:東京新聞出版局東京新聞出版局東京新聞出版局
発売日:2000-06
¥ 2,100

通常24時間以内に発送
関連ジャンル
生理学
基礎医学
医学・薬学
ジャンル別



評価:5目から鱗
 著者は鹿児島県にある国立鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センターの助教授で、自分自身を含めて実験台となり、様々なデータを蓄積し、そのデータに基づき考察をしてくれています。ですから、説得力は抜群です。ただ全てが完全かというとそうでもなく、そういうところを素直に書いているところも好感が持てます。

 怪我や病気になったときに対処する「医学」ではなく、それらを未然に防ぐための「運動生理学」について、しかも登山に関して書かれた本書は、登山をする者にとって、待望の書籍と言えるでしょう。

 難解な言葉は必要最小限で、しかも概念的な言葉はあまりなく、科学的に定義できるものが多いと感じました。そういう意味ではすんなりと理解しながら読めました。しかも、登山全般をスポーツ科学として扱っている力作と言えるでしょう。

 筋肉痛の発生原理、炭水化物と脂肪の関係など、目から鱗が落ちる項目がいくつもあります。

 著者の講演会に参加したときに会った知人は、本書を何度も読み返していると言っていました。


評価:5よく書いてくれたなと思います
運動生理学やトレーニングに関する書物、殊に指導者が書いたものは種目を問わず山ほどあります。
しかし、そういいう本はありがたいのだけれど今ひとつ肉迫したところを欠いているのですね。

この本の最大の「売り」と言っていいところは適正に処理されたデータと感覚に由来する主観が本人によって評価されている点にあります。このように書くと、著者の主観によりデータをコントロールしていると思われるかもしれませんが、理論の構成は競技者と一般愛好家を対照区及び無処理区、本人データを処理区として比較することにより担保されているまたは閉じているので、安心して読むことが出来ます。

ただ、つまらないことですが表紙に「国立」鹿屋体育大学・・・とあるのは良くない。「くにたち」かと一瞬思ってしまいます。「国立」は不要。


評価:5「だろう」でやってることを改めよう
運動をすれば脂肪は減る?
山は下りの方が楽?
運動中は水を飲まない方がいい?

あなたの見解はどうだろうか?この本に答えが書かれている。
本書の前半では一般的な登山について、
・登山はどんな運動か
・登山で起こる疲労はどんなものか
・登山に必要な体力とそのトレーニング法
を、実際の計測データを元に詳細に述べている。

私も山歩きをするのだが、何を食べたらいいか、水はどのくらい飲むのがいいか、普段のトレーニング(といっても日常生活の中でだが)はどうすればいいのかが具体的にイメージできるようになった。登山は理想的な有酸素運動であり、脂肪の減量効果に優れているとわかったのも喜ばしい。

後半はクライミングと高所登山をする人のために必要な体力とトレーニング法が書かれている。3000m(中高年者は2500m)以上の山に登る人は必見であろう。
なお、「百科」であるため巻末には詳細な索引が設けられている。


評価:5読みごたえのある一冊です
疑問に思っていたこと、知りたかったことのほとんどが解決しました。特に、作者自らが実験材料になっておられるところが真実味があります。
趣味でたまに山に登る程度の私には難しすぎるのではないかと思いましたが、大変わかりやすかったです。

購入前は本の価格も高いと思っていましたが、読んでいくうちに、この価格でこの内容は決して高くないと思いました。


評価:5まさに科学です
いまだに精神論が横行する登山界の中では、めったに見られない科学的な内容はすばらしい。
間違った精神論を振りかざす登山界頑固者にはご退場いただき、それに代わってこの本が肉体的課題の多くを解決する手助けとなる。

中高年の登山者が増加する一方であるが、何よりもまずこの本を謙虚な姿勢で読むべきと思う(私も含めて)。

自分の体があっての登山でしょうし、この本の内容はサイエンスですから。