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この手法は好きではありません。 登場人物の過去の関わりと現在を交錯させていく手法は好きではありません。読みにくいし読み手の意識を途切れ途切れに分断されるのでイライラさせられます。
「イメージ」で物事を判断するという考え方を見事に利用したストーリー 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇が壮大に描かれていて読み応えがあった。情報操作によって真実が隠された状態でも、人は大した根拠もないまま「イメージ」で物事を判断する、という考え方を見事に利用したストーリーだと思う。 主人公青柳の人のよさも好感がもてたが、それに加えて周りの登場人物の魅力が際立っていた。大学時代の友人の森田、カズ、元恋人の樋口晴子、青柳の同僚の岩崎英二郎、花火工場社長の轟、そして痴漢を許せない青柳の父親。誰もが青柳が首相暗殺の犯人だと思っている中、マスコミが報道する内容を鵜呑みにしない青柳への信頼感に胸を打たれた。元恋人の樋口晴子が考えていた「花火を眺めるもの同士が同じことを考えることがあるように、この瞬間に青柳雅春が同じことを思い出すこともある。少なくとも彼が犯人でないと信じているのだから、何かできることがあるのならやるべきだ」というのが心に残っている。 また、青柳の父親のマスコミに対するインタビューは感動的だった。「俺は雅春を信じたいんじゃなくて、あいつが犯人じゃないことを知っているんだ。本当に雅治が犯人だと信じているなら、何か自分の人生によって大事なものを賭けろ。おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を勢いだけで潰す気だ。自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれないんだったら覚悟がいる。他人の人生を背負うなら覚悟を持てよ。雅春、こっちはどうにかするから、ちゃっちゃと逃げろ」というコメントは、息子を信頼する親の強い意思が感じられた。
つまらない 今年のミステリー大賞1位みたいな宣伝につられて読んでます。 半分過ぎまで読んでるんですけど 本当につまらない。 全然、緊張や興奮も伝わってこないし 読むのが苦痛です・・・・ もったいないので最後まで読むけど なんでこれが1位なのか理解出来ない。 告白の方が断然面白いです。
疑問をもってはいけない 教科書倉庫ビルが拠点となって国家元首が暗殺されたんだろ。それもパレードの最中に。なぜ、マスコミは『ケネディ暗殺事件の模倣か?』『次の1手も模倣されるのか?』『そもそもなんで模倣されたのか?』と騒がないのか?
なぜ、はめられた人たちは『巨悪は誰なのか?何のためにこんな大事件が起きたのか?何で巻き込まれたのか?』には関心をもたずに逃げることに専念できるのか?
なぜ、主人公は首相選の投票権を持っているのか(P90)?政治に興味がないのに党員なのか?それとも直接選挙っていう設定か?この矛盾がないと成立しないストーリーなのか?最後まで気になったけど何か読み落としているのか?等々。
そして一番大きな疑問が国家元首暗殺の軽さ。ケネディが暗殺された時、米国民は、怒り、困惑し、不安に震え、深い悲しみに沈んだのではなかったか?しかし、なぜ、芸能人の離婚を追い回すレベルのマスコミと大学サークルのノリの社会人は三面記事程度の緊張感しか持っていないのか?そもそもケネディ暗殺事件をモデルにする必要性はあったのか?
てな疑問を持っているようでは伊坂ファンにはなれないんだろうな。
伊坂敵娯楽小説の頂点 仙台で起きた首相暗殺事件、一人の青年・青柳という男が、その犯人の濡れ衣を着せられてしまう。 しかし、早くも序盤・第3章の「事件から20年後」で、"結末"が明かされ、 そこからまた事件当時に戻り、青柳の逃亡劇が開始する。 ピンチに陥った彼の"現在"、その合間に差し込まれる大学時代の眩しい思い出。 双方の対極とも言えるカットバックの絶妙なバランスに心を捕まれ、自分の青春時代を同時に思い起こしながら読んだ。
お得意の時系列の使い方も見事で、青柳の逃亡の"現在"と、彼の大学時代の恋人・樋口晴子の"現在"、 これらがピタっと重なりあったところから物語は一気に加速。 中だるみもなければ、飽きることもなかった。 結末は分かっているのに、どうしてこんなに夢中になれるのか。
この作品で言えることは、ただひとつ。伊坂さんは天才。 面白さの中にも、やはりお決まりだが、感動する場面、台詞、沢山用意されている。 それらはここで説明するよりも、ぜひ、読んで味わっていただきたい。
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